いきなり余談なんですが、新しい機材を買った時にはきれいに写真に撮っておくことにしています。
せっかく映えるものを買ったわけだしね。
小物を撮る人ならわかると思いますが、ホコリを一粒も残さないように取るの大変なんですよ、わざわざエアダスター、ブラシまで動員しているという…、あと懐中電灯も…。
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SONYの最上位グレードであるG MASTERレンズです。
こういうド直球に「高画質」というレンズを買うのは初めて。
今回の目的は「最大サイズのセンサーに最高クラスのレンズを組み合わせた頂点」をこの目で見ることです。
フルサイズというのは現実的な最大クラスのセンサーであるわけで、これでどこまで行けるのかを知っておきたい。
これ以上を求めるともう中判センサーに行くしかないわけですからね。
最初の感想は、んー、微妙?
家の中でテストした限りでは(なんかピンとこないな…)
東京に行って撮ってる最中も(なんか、ピンとこないな…?)
(さてはこれを買ったのは失敗だったかな…)と思い始めたのですが、家に帰って5K解像度の27インチiMacに映してみたところ…
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なんだこれ!
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後ろのボケでハイライトがピカッと光っているところの描写がしゅ、しゅき!
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ピント部分は「顕微鏡か!」ってくらいきめ細かい解像度と高コントラスト。
これは過去最高記録ですね。
これがGMレンズってやつかー。
ついにここまで辿り着いてしまった。
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一方でボケ部分は硬い芯が残っていたりザワザワしていたり、決してそんなに褒められる描写ではないのですが、これは光学設計時にピント部分の解像度を高めようとするとどうしてもこうなっちゃうらしいので。
将来的にはこれらも高度に両立できる時代がやってくるんでしょうけど、そういう意味でこのレンズはまだ発展途上ですね。
レンズの進化はまだやるべきことが残っている。
ボケ部分のフリンジ(軸上色収差)が消しきれてないのを指摘する声もあるのですが、これは小型化とのトレードオフでわざと残したっぽいです。
ちなみに個人的には後ろボケのフリンジ(※)大好きなのでご褒美です。
ボケ部分に余計な描写が増えるとリッチな感じがするのよね。
※ちなみに手前のパープルフリンジに対して後ろの青緑色のフリンジってなんて呼ぶんですかね、後ろの方がはるかに見る機会が多いけど一般名称が無くない?
レンズというのは高画質に設計したり、明るくするために光の量を取り込もうとするとどうしても大きくなってしまうものなのですが、これが524gで作れるようになったというのは本当にすごい。
僕はタブレットペンより重いものを持ったことがないのでカメラ機材の軽量化に異常な執着があるのですが、これは助かるわぁ。
以下、撮影は東京丸の内KITTEのインターメディアテク博物館と浅草寺、浅草地下街、六本木ヒルズです。
全て絞り全開放。
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